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仙北市交流デザイン課(旧農山村体験デザイン室)

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「第8回仙北市産業祭」終了しました。

 10/20-21の2日間、仙北市(農林部農山村活性課)主催の「第8回仙北市産業祭」が「農・商・工が手をつないで!!~From仙北to仙北~」をテーマに仙北市田沢湖の神代市民体育館とその周辺で賑やかに開催されました。
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 仙北市の農林作物、農林加工品などの展示・品評には392点が出品され、30件あまりの販売ブース、各種イベントなども行われました。その中には日本一の大きさと言われている西明寺栗を使った料理やお菓子などの展示・レシピ公開があったり、新品種米「秋田97号」と「ゆめおばこ」の試食コーナー、また「お菓子な花豆プロジェクト」や「せんぼく本舗」の紹介などもありました。
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 イベントパフォーマンスでは、田沢湖龍神太鼓や西木町くりっこ太鼓などの演技や、オモテナシ3兄弟の出演、縄ない選手権なども行われました。
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 農山村体験デザイン室では、グリーン・ツーリズムの情報・相談や、プレミアムブック『ぶ♥ら~color burakara』の紹介コーナー、女川町の復興を伝える写真展と共に、手作りバター体験などを提供するブースを設け、多くの方々、特に親子連れの方々にご利用いただきました。ありがとうございました。
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 このほかデザイン室では、昨年度の東日本大震災の二次避難がきっかけにはじまった縁で、今年度は「たげな大漁畑」づくりや、「子ども双方向プロジェクト・女川交流」などの交流を続けていて、仙北市を「第二のふるさとだ」と言って下さっている女川町のみなさん約30名が、昨年度に引き続き、今年度も産業祭に合わせて再訪してくださり、女川町との交流関連のブースのサポートをおこないました。
 今年度は竹浦集落の方々に加え、女川町役場や女川町観光協会のみなさまも特産品の紹介と販売に駆けつけてくださり、また一歩、交流が深まりました。
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 女川名物「さんま」のつみれ汁を無料で振る舞ってくださった竹浦集落のブースと女川町女川町観光協会のブース。「がんばっぺ女川!」を合い言葉に、一歩一歩ですが復興に取り組んでいます。

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 また、ボランティアで現地に入った明治学院大の学生が立ち上げた「colabo」の提案を元に、女川高校の生徒達が思いに賛同した石巻市の大沼製菓と共に作り上げた義援金付商品「たまげ大福だっちゃ」も昨年度に引き続き販売、今年もあっという間の完売でした。

 そして「女川町竹浦の獅子振り」の上演。
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 津波で太鼓も笛も獅子頭もほとんどの物が流されてしまった竹浦。しかし「伝統芸能の復活は集落の復興」だとみなさんが強く語っていたように、仙北市のホテルに二次避難していた際に、滞在先のホテル、石神番楽保存会(=農家交流を受け入れた農家民宿関係者)などの協力を得て太鼓を借り、さらにおばあちゃんが座布団や空き缶で手作りした獅子頭で仙北市で復活をした獅子振り。
 その後、今年の7月には日本経済新聞に「魂は、流されない!」と題した一面広告(onagawa.me)として掲載された竹浦の獅子振りは「竹浦獅子振り保存会」として、また座布団獅子頭も復興のシンボル、絆のシンボルとして今に引き継がれています。
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 お正月に悪魔払いと春祈願のために獅子が集落ごとに一軒一軒回る伝統行事だそうです。お正月の家庭を模して、こたつやお供え物などが置かれたステージには、田邊副市長のご家族が特別に参加。そして上演の最後には「ともに、前へ」と力強く書かれたメッセージを口にくわえた獅子。
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 仙北市を「第二のふるさと、第二の我が家」と語り、滞在していたホテルや農家のみなさんに「ただいま」と言って帰って来てくださった女川町のみなさん。「おかえりなさい、また女川のつみれ汁を食べに来たよ!」と迎える私たち。産業祭での1年1回の笑顔の再会を今後とも続けて行けたら素敵だなぁと思います。

 2日目最後は恒例の即売会。いいモノめがけて全速力の大争奪戦です。


 今年も、産業祭に参加された方々、大変お疲れ様でした。また来年お会いしましょう。
by semboku_gt | 2012-10-22 18:06 | 女川交流