仙北市農山村体験デザイン室

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農家民宿を地域の安全・安心・情報拠点に

 今年の4月に立ち上がった当農山村体験デザイン室では、農山村地域に点在する農家民宿の特異性を活かし、農家民宿に地域における安全・安心・情報拠点として新しい機能・役割を位置づけていこうと取り組んできました。

 そのうちの1つがAEDの設置です。 これは、農家民宿高齢者等支え合い拠点づくり事業として、教育旅行やグリーンツーリズムの受入をしているNPO法人田沢湖ふるさとふれあい協議会と当デザイン室とで取り組んできたものです。

 現在、心停止・呼吸停止など生命の危機的状況に陥った傷病者がいた場合、できる限り早い救急への通報とともに、救急隊が到着するまでの一次救命処置として心肺蘇生とAEDによる電気ショックを行い、救急隊よる二次救命処置に引き継ぐ「救命の連鎖」が重要であると言われています。
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 しかし、農山村地域においては、都市部よりも速いペースで高齢化が進んでいることに加え、人が常にいるような公的施設が少なく、また住居も広範囲に点在していることもあって、その設置や活用が課題です。

 そこで目に付けたのが農家民宿です。農山村地域に適度な密度で分散しており、また宿泊業を営んでいることで基本的に常に人がいる状況であるため、ここにAEDを置くことで、宿泊者はもちろんのこと、周辺住民にとってもいざというときに活用できるようになります。

 今回、NPO法人田沢湖ふるさとふれあい協議会では全部で5軒の農家民宿にAEDを設置し、これに合わせてAED講習会を実施しました。使わないに超したことはないものですが、いざというときに近所にこれがあるか無いかでは安心感が違いますね。
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●AED設置農家民宿(H23.11月現在)
 輝湖  彦六  かまど  サウンズグッド  ロッジ山の詩
 ※この他、惚之助にも地域運営体事業により1台設置されています。


 もう一つは、Twitterの活用を想定したネット環境の整備です。 デザイン室では仙北市農山村体験推進協議会と連携し、Twitterを活用した農家民宿モニターツアーの実施とともに、農家民宿の父さん母さん向けにTwitter講習会を実施しています。
 この活動を通じて、インターネットの活用、スマホなどの利用環境整備として農家民宿などのインターネット利用、無線LANの状況や、モバイルwifi機器・携帯電話利用のための3G環境調査などを進めています。
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 デザイン室スタッフの経験ではありますが、3.11の東日本大震災の際、停電で使えなかったテレビの代わりに活きた情報機器は電池式のラジオ放送と、携帯・スマホによるツイッターでした。

 これらの経験を踏まえ、将来的にはそれぞれの農家民宿で無線LANが使えるようになり、旅行者や地域住民が、万が一の際には農家民宿に行けば情報を手にすることができる...といった状況を農山村地域の中に作り出したいというのが、この取組です。

 このAEDとネット環境の整備の2本柱により、農家民宿が農山村地域における安全・安心・情報拠点としての機能を持ち、その結果、旅行者だけでなく地域住民が日常的に集まり井戸端会議・お茶のみサロンとして新たな役割を担っていけるようにしていきたいと考えています。
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by semboku_gt | 2011-11-28 15:05 | 安全・安心情報 | Trackback
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